令和元年度「高校生模擬議会」に、本校2学年進学コース生徒9名が参加しました。高校生の視点で考えた地域活性化策の発表や、青森県議会議員との質疑応答等が行われました。

本校の発表:「市役所の共有スペースに高校生や大学生の交流の場をつくることで、地元に愛着を持ち、仲間意識の強い若者をはぐくんでいけるのではないか」と提案

日時:令和2年2月6日(木)13:00~16:00

場所:青森県庁 西棟8階 大会議室

青森県選挙管理委員会が主催で、今年度で4回目の実施となります。本校は3回目の参加になります。県内から選ばれた3校の代表者が青森県の活性化策について青森県議会議員の前で発表しました。

昨年11月に、2学年進学コースで高校生模擬議会「グループワーク」を開催しました。プレインストーミングやKJ法を用いて、青森県の活性化策について各班でグループワークを行い発表しました。後日、1学年進学コースの生徒の前で発表をし、1学年の投票により高校生模擬議会の選抜メンバーを選出しました。

さらに、昨年末に青森公立大学の学生と懇談会を行いました。五所川原市の高校生の現状に関するデータを頂き、そのデータをもとに今回の提案を作りました。

今年度は、「私たちが考える青森県の未来プロジェクト」という題で、青森県の課題を労働人口の減少とし、海外への市場拡大や品種改良を進めてりんご産業のブランド化を行い、雇用を創出することを提案しました。さらに、若者の県外流出を防ぐため、五所川原市役所本庁1階の「土間ホール」を活用することで地域の拠点を作り、高校生と大学生・社会人の交流の場を作ることを提案しました。

議員さんからは、「データによる裏付けもしっかりしており、このままでも議会で提案できるのではないか」「とても素晴らしい発表であった」との感想を頂くことができました。

模擬議会終了後、議員さんとの交流会を行い、議員さんが直接高校生に聞きたいことや、高校生から議員さんへの質問が行われ、大いに盛り上がりました。

最後に議場見学も行い、普段入る機会がない生徒たちは興味を持って見学をしていました。とても良い経験になったと思います。

今回は、高校生模擬議会への選抜メンバーが決定してから発表までの時間が非常に短時間ではありましたが、本番ぎりぎりまで試行錯誤をしながら当日を迎えました。議員さんの前での発表ということで緊張感がかなりあり、さらに発表順が最後となり、他校の発表を見てからの発表でした。その中で、議員さんに高校生の思いを伝えたいという気持ちでメンバー全員が心を一つに発表できることができたのは、他ではないいい経験になりました。この経験をここで終わらすのではなく、少しでも地域に貢献できるように小さなことから行動をしていきたいと思います。